公害対策

工場あるところに公害あり。公害問題は大都市では避けては通れません。シムシティ2000における公害の3大発生源は工業地、道路、アルコと言ったものです。

公害を垂れ流しにしていると、地価は下がり、都市のスラム化を招きます。

公害を直接的に減らす手段は限られており、完全に撲滅するのはまず不可能です。犯罪と同じく、ほどほどの所で妥協しましょう。

汚染削減政策を制定する

これがいちばん手っ取り早いです。ただし、かなりの経費が掛かるため、財政の厳しい都市では制定するのが難しいのと、効果がやや小さいのが欠点です、

効果の比較

制定直後(公害値25)

制定10年後(公害値21)

高密度工業地を低密度工業地域に置き換える

これはなかなか効果がありますが、高密度で補えた需要の分が低密度では同じ面積の区画で補えないので、高密度よりいくらか土地が必要になります。

同条件での公害の比較

高密度地域の場合

低密度地域の場合

その差は一目瞭然です。

水処理施設を建設する

水が供給されている工業地区は、水質汚濁の結果、水の供給されていない地区より多くの公害が発生します。

水質汚濁を解消するには、水処理施設の建設が有効です。ただし、元々工場が出していた公害を減らすことはできません。

なお、水処理施設自体もいくらか公害を発生させるので注意が必要です。

渋滞を減らす

見過ごされがちですが、渋滞も結構な公害の発生源となっています。渋滞を減らすことによって、公害を減らすことが出来ます。

渋滞の対策は別ページで紹介しています。 

低公害産業を誘致する

工業地区の税金は、産業ウィンドウより産業ごとに細かく調整することが出来ますが、これを利用すると、公害産業を締め出し、低公害産業の育成を狙うことも出来ます。

調査・研究コーナーには、投稿していただいた産業比率調整の実験レポートがあります。

低公害産業が育つには、高い教育値が必要です。それに加えて時代に応じた需要も関係するので、思った通りに育てるのは難しいです。

また、低公害産業は特に誘致しなくても年月(百年単位ですが)をかければどんな都市でも育ってしまうので、既に成長済みの都市ではあまり意味がなかったりします。

工業地を住宅地から離し一地域に集中させる

スーパーファミコン版初代シムシティーのマップNo.61で、川の向こう側を工業地だらけにしたは人は多いと思います。これと同じく、住宅地域から離れた地域に工業地域を集中的に指定しまう方法です。

住宅地域には公害が及ぶことはありませんが、都市全体の公害は物凄いことになり、連日新聞をにぎわせるでしょう。離したことによる住宅地区の雇用への影響も心配です。

工業地をいくつか分散させる

上記の方法とは全く逆で、工業地を分散させます。局地的に見れば公害は減りますが、都市全体の公害を考えると、量は変わりません。それでも集中するよりはだいぶマシなようです。

工業地を分散させることにより通勤するシムたちも分散し、渋滞が減るおまけも付いています。

公害対策に意味がないもの

森林や公園を設置しても、シムシティ2000では公害を直接的に減らすことはできません。