犯罪対策
犯罪の発生要因
犯罪の原因は人口の密集によって生じます。都市に犯罪をのさばらせておくと地価の下落を招き、最終的に都市のスラム化を招くことになるでしょう。
犯罪分布および人口分布はマップ画面を開くことによって確認できます。
ここで注意しておきたいことは、たとえ居住人口0人の建物(公園、学校等の諸施設)であっても、犯罪は発生するという点です。
これらの建物は居住人口こそ0人ですが、マップでも確認できるように人口分布上においては多かれ少なかれ人口が存在することになっています。おそらく、施設利用者、勤務者等をデータとして反映しているのでしょう。
警察署・刑務所による対策
犯罪対策にはやっぱり警察署が一番です。設置するだけで周囲の犯罪率を大きく減らしてくれます。
確かな効果はありますが、警察署1棟につき年間$100の予算を必要とするため、たくさん設置すると毎年の予算が苦しいことになります。
ある程度の大きさの都市であれば、警察署と一緒に刑務所も用意するとなお良いです。刑務所には、都市全体の犯罪率を下げる効果があります。
条例による対策
手っ取り早く対策を施すには条例を制定することが一番です。犯罪対策に有効な条例は「周辺警備」と「麻薬撲滅運動」があります。ただ、容易なだけあってその効果は微々たるものにとどまります。
人口の分散による対策
お金をかけずに犯罪対策を行うには人口を分散させることに尽きます。うまく低密度地域を利用することがカギとなります。低密度地域は高密度地域と比べ、人口密度が低いため当然犯罪が発生しにくいのです。しかし、都市建設の初期の段階でなければこの対策を行うことが難しいのが難点です。
アルコロジーには要注意
やっかいなのはアルコロジーです。アルコロジーは都市の中の都市とも言われる超人口密集地域で、それ故また多くの犯罪が発生します。アルコロジーをたくさん置いた地域から発生する犯罪は警察を置いているだけでは押さえ切れません。
アルコにおける犯罪を完全に撲滅するには、各アルコの間隔を空け、警察署もアルコと一緒に併設することが必要ですが、非常に手間とお金がかかることになります。
諦めるのも一つの手?
前述のアルコロジー地帯であったり、人口重視の都市を作っていたりする場合、犯罪を完全に撲滅することはまず不可能と言っていいでしょう。警察署の維持費だってばかになりません。都市の発展に大きな影響がないようなら、ある程度の水準で妥協するのもひとつの手です。