水道施設
市民が生きていくのに無くてはならない水道施設に関するデータです。都市に水が無ければ希望もないでしょう。
このページの他、水道に関連したページを別途用意しております。
→水不足対策
→水道管の引き方
シムシティ2000の水道システムについて
天候により給水量が左右
当然晴れの時は減少し、雨が降れば増加します。このゲームの天気は不安定なので、乾季時の水不足対策が重要となってきます。
中心から供給
ゲームの計算上の都合からか、例えポンプ場がマップ端にあったとしても、水は都市の中心点から端へ順番に供給されて行きます。
このシステムのせいで、水不足時の場合、ポンプから遠い街の中心には水が供給されているのにもかかわらず、マップ端のポンプ場周辺が水不足という不思議な現象が起こります。
供給タイルは地価が上昇
水が供給されたタイルは土地の価値が上昇するので、結果的に人口密度の高い建物が建ちやすくなります。
水の汚染
工業地区で水の利用が行われると、工業廃水によって水が汚染され、工業地区の公害が増加します。これを防ぐには、水処理施設を建てる必要があります。
なお、シムシティ2000の水質汚濁は、あくまでも工業地区の公害の増加で表現されるだけであり、後年の作品のようにポンプが取水不能になるといったことはありません。
水道施設のデータ
水道管 / Pipes
登場時期:はじめから
値段:$4
大きさ:1x1タイル
水道施設と都市を繋ぐ水道管です。この自分で敷設するタイプの水道管とは別に、建物の下には自動で水道管が敷設されています。
ポンプ / Water Pump
登場時期:はじめから
値段:$100
大きさ:1x1タイル
地下水を汲み上げ都市に水を供給します。どんなプレイでもまずお世話になる施設でしょう。
給水量の数値と実供給タイル数の関係
720ガロンにつき、1タイルに水を供給することができます。
素の給水量と海抜
ポンプの素の給水量は、海抜レベルによって変化します。海抜レベルが1段上下するごとに、ポンプの素の給水量(最低供給)が3,600ガロン(5タイル)増減します。
海抜レベルが最低(レベル0)の場合は0ガロン、標準(レベル4)の場合は、14,400ガロン(20タイル)、事実上の最大(30レベル)に設定した場合108,000ガロン(150タイル)です。ゲームで設定可能な最大海抜は31レベルですが、陸地を作ることができません。
海抜が高めのマップほどゲームを有利に進めることができますが、海抜の変更はゲーム開始時にしかできません。海抜が低いマップの場合(SFC版のじゆうのだいち等)、後述する水タイルの隣接によるポンプの強化等の対策が必須です。
海抜と給水量の関係については、ウィルリードさんより情報をいただきました。ありがとうございます。
天候による給水量の増加
シムシティ2000には、天候システムが実装されています。降水量(新聞で確認できます)が2mm増えるごとに、ポンプの給水量が720ガロン(1タイル)増加します。
通常発生する天候の場合、降水量はおおよそ0~30mm(0~10,080ガロン・0~14タイル)の間で推移します。まれに発生する台風、竜巻時は、50mm(18,000ガロン・25タイル)に近い降水量が記録されます。
水タイルの隣接による給水量の増加
ポンプは周りに水(塩水は不可)があればあるほど給水量が増大します。
水タイルがポンプ場に1箇所隣接するたびに、ポンプの素の給水量に7,200ガロン給水量が追加されます。追加された給水量は、天候の変化を受けません。
ポンプの四方を囲むように、最大限に8つの水タイルを隣接させた場合、57,600ガロンの給水量の増加が見込めます。
水不足対策のページでは、実例を挙げて水の有無による給水量増減の比較をしています。
貯水槽 / Water Tower
登場時期:はじめから
値段:$250
大きさ:2x2タイル
最大40,000ガロンの貯水が可能で、ポンプの給水量が減る乾季の水不足を緩和します。チェックの模様が素敵です。
あくまでもポンプや脱塩施設が取水した水を貯めておく施設なので、貯水槽自体に取水能力はありません。貯水槽を有効に機能させるには、十分な数の取水施設が必要です。
水処理施設 / Water Treatment
登場時期:1930年頃
値段:$500
大きさ:2x2タイル
この施設は特に水の給水に影響しませんが、建設すると下水処理によって工業地区の公害を減少させることができます。この施設自体も公害を発生させるので注意。
脱塩施設 / Desalinization
登場時期:1980年頃
値段:$1,000
大きさ:3x3タイル
海水の塩を抜き、水道水として利用可能にします。海水タイルの脇に置かなければ機能しません。こちらは海水に面するほど取水能力がアップします。
ポンプと異なり、給水量が天候に左右されないため、安定した水の供給が行えるのですが、海水が必要なのが痛いところ。