昭和37年に登場した7500形は、昭和59年より行われた車体更新によって現在のスタイルになりました。新造車体への載せ替えは7000形よりだいぶ後であり、ワンマン化・ホームかさ上げへの対応は車体の小改造でしのいでいました。
7500形は荒川線を除く都電全廃時、ほぼすべての車両が荒川車庫に集められたため、7000形のような車号の振り直しは行われていません。7501号から7520号までいます。
集電装置はビューゲルからパンタグラフ、晩年まで残った車両はシングルアーム化までされましたが、行先表示器は従来の幕式のままでした。
7501号
7503号
7504号
荒川車庫で車体更新されずに最後まで残った車両です。学園号としてラッシュ時やイベント時に運用されていました。廃車後、車庫の片隅で荒れるに任せていましたが、交通局職員有志によるだるま会の方々によって美しい姿に修復されました。現在は荒川車庫の都電おもいで広場に静態保存されています。会では動態での保存を目指していたとのことだったので、少し残念です。
7511号
7511号はPRイベントに合わせて阪堺電車の塗装になりました。この塗装のまま営業終了まで動いています。