東京都交通局6000形

言わずと知れた戦後都電を代表する形式です。戦後3000形を初めとする多くの木造車も、6000形と同様のスタイルに車体更新されました。全国各地に模倣車が大量に存在します。

荒川線除く都電全廃後も、荒川車庫に数両残存しており、最後まで残った6152号はイベント用として最後まで活躍していました。

6086号

6000形6086号

荒川車庫に残った1両である6086号は、廃車後長らく個人宅で保存されていました。近年里帰りを果たし車庫内で静態保存されています。この里帰りには、岩手・宮城内陸地震で亡くなった鉄道博物館学芸員の岸氏の尽力がありました。驚くべきことに、車内の広告などもそのままの状態で残っています。大型方向幕の車です。

6152号

6000形6152号

荒川線に応急車として一番最後まで残っていた6152号は、イベント用車両として復活し活躍していましたが、平成12年に残念ながらブレーキの規制強化の煽りを受けて引退させられてしまいました。現在はあらかわ遊園で余生を過ごしています。

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