所在地:渋谷区渋谷2-24-1
竣工年:昭和9年
設計・施工:
訪問日:2011年4月
現存せず(2014年解体)
竣工当時は純白・無装飾・直線的と典型的なインターナショナル・スタイルの建築でした。まだ郊外のターミナルにすぎなかった当時の渋谷の街では、相当なインパクトがあったのではないでしょうか?
現在では大幅に改装されてしまいましたが、屋上部の換気塔や線路に面した外階段テラスにかろうじて面影が残っています。
下の写真は「建築の東京」に掲載の写真です。
一番初めに建設された部分は現在の東館部分ですが、まず東京高速鉄道渋谷延伸にあわせて仮竣工した玉電ビル(現在の西館)が増築、戦後には新築の南館が加わるなど、どんどん巨大化し今の形になりました。渋谷川の上に建っているという特殊な立地も有名です。
渋谷駅一帯では大規模な再開発計画があり、2014年に東横百貨店ビルも解体されてしまいました。