所在地:目黒区駒場4-6-1
訪問日:2011年5月
ここも東大らしいスタイルの建築・・・と思いきや、少し毛色が違う。東大の建築は、ゴシック様式を基調として細長い窓や、縦に伸びる柱などのラインによって垂直性を強調した建築が多いが、航空研究所の建築ではそれほど強くない。
建築史家、藤森照信氏の書いた「駒場の土地と建物」によれば、歴史日本建築学会が発行している建築雑誌45(546)に、その理由が記されているという。
引用すると、
「…過去の建築様式に拘束せられざる自由の様式のものとせり。」
「建築物の種々なる平面、形状に就ては専らその用途に関係を持つものとし、…」
というようなことが挙げられており、ここが研究施設であるために、様々な形状の建築が見られるようだ。
上の二枚の写真は13号館。塔がなんとも言えない形。