去年あたりだろうか。それまで有料だったWindows上で仮想PCを動作させることのできる「Virtual PC 2004」が、マイクロソフトのサイトで無料で落とせるようになった。今では最新版のVirtual PC 2007を落とすことができる。
ということで眠っているWindows95を仮想PC上で走らせることにした。
下準備の巻
Virtual PCをMSのサイトから落とす。Windows95のセットアップディスクと起動ディスクを引っ張り出してきて下準備は完了。
仮想PC作成の巻
起動するとVirtual PC
コンソールが表示される。新規をクリックしてウィザードに通りに進む。OSの選択では95は選択肢に無いため、とりあえず環境の近い98を選んでおいた。設定が完了したらあとは「起動」ボタンを押すだけ。
領域設定の巻
起動ディスクを挿入しDOSを起動する。まず素の状態のハードディスクの区画割りをすべくFDISKを起動する。ここが一番の山場かな。FDISKのお世話になるのも久しぶり。懐かしい。
基本領域を作成してひとまずFDISKを抜ける。後はフォーマットをしてハードディスクの地ならしは完了だ。
CD-ROM版のWindowsの場合CD-ROMドライブを読めるような起動ディスクを用意しなければならない。95の起動ディスクに細工するなり、Meや98のディスクを用意するなり・・・。
OSインストールの巻
地ならし終わればOSのインストール。DOSからCD-ROMドライブにあるSETUPを起動させる。時間がかかるが、セットアップまでたどり着けばそこまで苦労することはない。
あとは無事インストールできるのを祈るのみ・・・。
何故か途中でCD-ROMドライブを認識できなくなり、「ファイルが見つからないのでファイルの場所を指定せよ」と言うダイアログが出た。
CD-ROMが認識されないならどうしようもないので無視してインストール完了後にファイルをコピーした。
その後の設定
無事起動しデスクトップを拝めたら万々歳。うまく動作しないデバイスがあれば各種ドライバを導入し環境整備しておく。
追記
何故かコンピュータのCPUを換装(Pentium4 541→Celeron Dual-Core
E3300)すると起動時に「デバイスIOSを初期化中
Windows保護エラーです」と言われ起動できなくなってしまった。高速CPUバグのような症状だがVirtualPCにも関係あるのだろうか?
いろいろ調べるとCPUの仮想化支援機能が問題らしく、BIOSで無効にすることによって起動できた。