通常の運用にはついておらず、イベント時などに走行する車両です。このほか函館名物のササラ電車もいますが未収録。四輪単車だらけです。ひょっとして、一番四輪単車を保有している事業者なのではないでしょうか・・・。
39号（函館ハイカラ號）
除雪車（ササラ電車）に改造されていた木造四輪単車を、平成4年に可能な限り元の姿に復元した車両です。元を正せば明治43年製の成宗電気鉄道の車両に辿り着きます。
2019年現在、基本的に土日祝日（冬は運休）の特定ダイヤで定期運行されています。動態の復元単車はいろいろありますが、定期運用に就いてるのはこのハイカラ號だけです。
復元の新造車体は現代の保安基準に合わせて半鋼製に、台車は函館に来てから交換されたブリル21-E。飾りとして、ダミーのポールと手ブレーキハンドルも装備しています。成田時代の部品はどこまで残っているのかは不明ですが、その再現度は復元関係者の本気を感じます。
港まつりで山車（？）として運行中の様子。
花電車（装1〜3号）
1936年登場の半鋼製四輪単車の300形をぶった切り、花電車用に改造した車両です。この手の車両を保有する事業者が減っている今日、3両も保有している函館はすごいです。
外側に車号が書いていないので、どれがどの車なのかよくわかりません・・・。