500型
トップナンバーは1948年登場、一般の車両としては最古参です。とは言え予備車的な扱いのようで、普段はあまり出てきません。登場時は三扉車でしたが、現在は2扉に改造されています。
530号
満員の乗客に「増車」札が示すとおり、港まつりの花火大会で応援として活躍中の様子です。オリジナル塗装が渋い。外見も中身もレトロですが、他の車両と同じく車内ディスプレイを装備し、ICカードにもばっちり対応しています。
2019年現在、530号の他に、501号(貸切専用車「アミューズメントトラム」)が在籍していますが、こちらは新造車体に更新されてたうえ、改番されています。型式こそ同じですが別物のような感じです。
710型
普通に運用されている車両の中では最も古い車両です。1962年より登場し、2019年現在7両が在籍しています。
全面広告の対象となっていることから、どの車両も外観がにぎやかです。
715号
716号
現在広告募集中なのか、真っ白けになっています。
724号
710型のラストナンバー車ですが、9600型の増備により2018年に廃車になっています。
800型
710型と同じような外見ですが、制御方式が違います。710型は間接自動制御ですが、こっちは非自動制御です。
順次8000型、8100型に改造され、2019年現在残るは812号のみとなっています。
811号
2012年に8010号に改造されており、現存しません。
812号
1両だけ残った最後の800型です。函館市電オリジナルの塗装になっています。812号もいずれは8000型に改造されるのでしょうか。
2000型
1992年登場、800型以来の新造車両です。モーターはつりかけからカルダン駆動へ、制御方式もVVVFインバータ制御へ、と進化しました。ボディは、先に登場していた8000型風です。
後述する3000型と似ていますが、こちらには冷房が無いです。2両の少数派。
2002号
3000型
2000型と殆ど同じですが、函館市電では少数派な冷房つき電車です。4両在籍。
3004号
8000型
800型を改造した車両です。10両が在籍し、函館市電の主力といえる車両です、トップナンバーの8001号は1990年に登場しています。
車体は新造されましたが、下回りは同じなので、相変わらずつりかけサウンドが聞けます。そして冷房がないのも800型同様です。かなり長い期間かけて10両が改造されています。最後の8010号は2012年登場です。
8001号
8008号
1997年改造です。1990年より細々と続いていた800型の改造も、いったんこの車両で中断します。
8009号
8008号から15年ぶり(!)、2012年改造の車両です。当初から方向幕がLEDだったり、ライトが丸型だったり小変化していますが、基本のスタイルは変わりません。
8100型
8000型同様の800型改造車です。こちらはバリアフリー対応の流れに乗って、部分低床車になっています。1両しか居ないため、超低床車が増備された現在、意外とお目にかかれません。
訪れたときは運悪く車庫の奥で寝ており、まともな写真を残せませんでした。(´Д`;)
9600型
超低床の連接車です。2019年現在、4編成が稼働中です。限定ダイヤにより、日中にしか運用についていません。詰め込みが利かないためでしょうか。
9602号
港まつりでのひとコマ。函館水道100周年記念ラッピングが施され、ハイカラ號とともに山車(?)として走行していました。基本的に全面ラッピングが施されるのは9602号のみのようです。
9603号
標準の塗装です。