製造物の紹介:船舶

船舶

主力?の船舶事業です。今後も内航船を中心に、貨客問わずバリエーションを増やしていきたいところです。

建造船舶の一覧

  • 旅客船その1 (戦前)
    • 内国通運 通運丸
    • 日本郵船 信濃丸
    • 鉄道省 金剛丸型
    • 東京湾汽船 菊丸
    • 東京湾汽船 橘丸(2代)
  • 旅客船その2 (戦後)
    • 東海汽船 さるびあ丸
    • 東海汽船 さるびあ丸2
    • 東京湾フェリー しらはま丸(2代)
    • 十和田観光電鉄 第一八甲田
    • 十和田観光電鉄 第三八甲田
    • 十和田観光電鉄 第一観光丸
    • 秋田県 第一観光丸
  • 高速船
    • 三井造船 MV-PP5
    • 三井造船 MV-PP5 Mk2
    • 三井造船 MV-PP10
    • ボーイング929(川崎ジェットフォイル929)
    • 東海汽船 セブンアイランド
  • 貨物船
    • 150t型機帆船
    • 日魯漁業 信濃丸
    • 辰南商船 天領丸型貨物船
    • 499GT型貨物船
  • その他
    • 大日本帝国海軍 運送艦 宗谷
    • 海上保安庁 宗谷

旅客船その1 (戦前)

内国通運 通運丸

速力 15km/h
出力 60kW
ギア比 1.00
重量 45.0t
購入費 29,885Cr
維持費 0.21Cr/km
積載 一等旅客:20人
二等旅客:70人
登場年 1877/2~1957/1

利根川流域で活躍していた川蒸気の通運丸です。

趣味で通運丸の3Dモデルを作っている最中、モデリングソフトでいろいろ視点設定ができることに気づき、「Simutransに転用できるんじゃ?」と言うことで転用してみた作品です。画像の出力後、Simutrans向けに修正するのに苦労しました。古い時代から使える旅客船が無かったPak128.Japanに向けに製作してみました。

通運丸と一口に言っても、何十隻もの通運丸が存在していましたが、このデータはそれらをちゃんぽんした仕様です。

日本郵船 信濃丸

速力 22km/h
出力 3835kW
ギア比 1.50
重量 3960.0t
購入費 406,000Cr
維持費 16.63Cr/km(通常時)
積載 一等旅客:48人
二等旅客:369人

他、任意で何れかの追加が可能
二等旅客:343人
小口混載貨物:500個
パレット輸送貨物:200パレット
登場年 1900/4~1951/1

信濃丸は日本郵船の欧州航路向けの貨客船で、日本海海戦での活躍が非常に有名な船です。日露戦役後も、1930年代のスクラップ&ビルドの嵐、1941年より始まる太平洋での戦禍も逃れて半世紀以上活躍した恐ろしい船です。

通運丸完成後しばらくして、さすがに川蒸気船だけでは輸送力が貧弱なので、さらに大きな船舶を…と言うことで作りました。典型的な三島形船です。

モデルを信濃丸に選定した理由は、その活躍もさることながら、製作者が(にわか)荷風ファンということも理由だったりします。

通運丸を作ってからだいぶ経ってはいますが、当時の経験を活かして意外とすんなりできました。

鉄道省 金剛丸型

速力 37km/h
出力 8948kW
ギア比 1.00
重量 3211.0t
購入費 1,410,000Cr
維持費 34.60Cr/km
積載 一等旅客:362人
二等旅客:1384人
登場年 1936/10~1970/11

鉄道省連絡船の最高峰、関釜連絡船の金剛丸型(金剛丸・興安丸)です。信濃丸の次は1930年代の優秀船をと言うことで製作しました。かなりのハイスペックですが、購入費もなかなか高いです。

本来は貨客船なのですが、後年は専ら旅客専用で運用されていたりするので、貨物搭載はなしにしました。 

東京湾汽船 菊丸

速力 22km/h
出力 559kW
ギア比 2.00
重量 827.0t
購入費 193,000Cr
維持費 3.42Cr/km
積載 二等旅客:343人
一等旅客:42人
登場年 1929/6~1969/1
備考 係数0.9

以前作った新旧さるびあ丸に続き、TKKの歴史をめぐるシリーズパート2です。

東京湾汽船初の本格的純客船です。この頃、東京湾汽船は航路の観光路線化を推し進めていたこともあってか、小ぶりな船ながら一丁前にサロンや食堂を備えています。橘丸とともに戦前戦後の東京湾汽船、東海汽船を支えました。

仕様は戦前期のスタイルで、甲板上にはオーニングを展開しています。

東京湾汽船 橘丸(2代)

速力 29km/h
出力 1790kW
ギア比 1.50
重量 1766.0t
購入費 671,000Cr
維持費 9.82Cr/km
積載 二等旅客:1022人
一等旅客:208人
登場年 1935/5~1973/1
備考 係数0.9

当時の流行に乗じ、流線形を大胆に取り入れ大いに話題となった船です。オーニングを被せてしまったせいで上部構造が隠れてしまっていますが…。

一等旅客にすべき定員は手持ちの資料をあたっても不明なので、図面等から概算した数にしています。

菊丸、橘丸、さるびあ丸、さるびあ丸2と戦前戦後の歴代の東京湾汽船・東海汽船船舶を体系的に整備することができました。通運丸も含めれば明治まで遡ることができ、ぼくのかんがえたさいきょうのPak128.Japanに一歩近づいた気がします。(自己満足)

旅客船その2 (戦後)

東海汽船 さるびあ丸(初代)

速力 33km/h
出力 4501kW
ギア比 1.00
重量 2667.0t
購入費 1136,500Cr
維持費 18.96Cr/km
積載 二等旅客:1054人
一等旅客:853人
登場年 1973/1~1992/12
備考 係数0.85

伊豆諸島に航路を持つ東海汽船の純客船です。

初代さるびあ丸は、1960~70年代に相次いで建造された東海汽船大型純客船シリーズの最後を飾る船です。この後に建造される在来型船舶は貨客船が中心で、純客船は小型のものが2隻建造されるにとどまっています。

当時の東海汽船では最大の船舶であり、1970年代の離島ブームを僚船とともに支えたことでしょう。

次の2代目と同時に公開しており、2隻合わせてTKKの歴史を辿るシリーズ第一弾(の予定、続くのか!?)となっています。

いくつか塗装のバリエーションのある船ですが、このモデルはシンプルにダークブルー塗装+椿祭りマークの仕様にしています。

東海汽船 さるびあ丸2

速力 37km/h
出力 8320kW
ギア比 1.00
重量 4344.0t
購入費 1458,700Cr
維持費 32.91Cr/km(通常時)
積載 二等旅客:1521人
一等旅客:406人
国鉄/JRコンテナ:30個(任意)
登場年 1992/12~
備考 係数0.8

二代目さるびあ丸です。就航当初は初代との区別のためか、「2」が船名についていました。

内航カーフェリー全盛の現在、このクラスの旅客船はめずらしい存在です。最近はあまり見られなくなった丸いトモが美しい。一丁前にデリックも備え、いかにも貨客船!という船です。登場から20年以上経過しており見納めの日も近いでしょう。

その昔、この船に乗船したことがきっかけで、海のものにも興味を持つようになりました。三八航路で人生初めて船酔いしたのもこの船だったり、いろいろと思い出の深い船です。

この2隻のさるびあ丸は制作途中でメタセコをバージョンアップ(3→4)したため、いろいろ試行錯誤した作品です。相変わらず標準のレンダリングを利用しているのですが、本体の機能強化で画像に影がつくようになりました。光源設定も見直しています。

東京湾フェリー しらはま丸(2代)

速力 25km/h
出力 3236kW
ギア比 1.00
重量 1751.0t
購入費 386,000Cr
維持費 10.54Cr/km(通常時)
積載 二等旅客:580人

他、任意で何れかの追加が可能
小口混載貨物:2400個
パレット輸送貨物:240パレット
登場年 1989/6~
備考 係数0.8

戦前の船舶ばかり作っていましたが、打って変わって現代の船舶です。久里浜~金谷の約10キロを結ぶ、東京湾フェリーのしらはま丸です。個人的に結構お世話になった船だったりします。

仕様としては現行(2015年)をものをモデルにしましたが、近年設けられたグリーン室(旧VIP室)の再現は行っていません。定員580人のうち、一等旅客の輸送可能数が20人ではちょっとバランスが悪すぎるので・・・。

窓の発光処理はかなりいい加減です。3Dモデルから起こすと、どうしても特殊色の処理に難儀してしまいます。

久里浜~金谷航路は短い航路ですが、航路の性質上、行き交う商船が絶えず見どころの多い航路です。関東にお住まいの方も、そうでない方も、機会があれば是非乗ってみてください。(宣伝)

十和田観光電鉄 第一八甲田

速力 19km/h
出力 294kW
ギア比 1.50
重量 260.0t
購入費 192,400Cr
維持費 1.71Cr/km
積載 二等旅客:452人
二等旅客:50人
登場年 1967/7~
備考 係数0.85

ここから十和田湖シリーズです。これらは皆平水区域の船なので、非力で速力が低い代わりに定員は多めです。中の人がかわいそうなので外洋を航海させるのはやめましょう。

第一八甲田は、十和田観光電鉄八甲田三姉妹(勝手に命名)の長女です。次女の第二八甲田も同型です。次に紹介する第三八甲田をベースに制作しました。この船、2017年現在で船齢50年を超えていまなお現役ですが、海と違い塩害もない上、手入れもちゃんとされているようで、そこまでは古さは感じません。

今は亡き十鉄三沢駅の看板には誇らしげに『十和田湖豪華遊覧船 双胴船第一・第二・第三十和田』と記された看板がありました。それもそのはず、登場当時の十和田湖は100トンにも満たない小さな木造船だらけでした。大型にして乗り心地のよい双胴船の登場は、過当競争下にあった同業他社に大きなショックを与えたようです。共同運航によって戦いが終結するのはもうすこし後のお話。

今では観光客の減少から、十和田湖で生き残った運航会社は十鉄一社のみとなってしまいました。50分のお手頃遊覧航路で、便数もそこそこ、見どころたくさん。十和田湖に来たらぜひ乗りましょう。(宣伝)

十和田観光電鉄 第三八甲田

速力 19km/h
出力 294kW
ギア比 1.50
重量 310.0t
購入費 671,000Cr
維持費 2.01Cr/km
積載 二等旅客:654人
二等旅客:50人
登場年 1973/7~
備考 係数0.85

第一・第二の数年後に建造された末っ子第三八甲田です。全幅は変わらないのですが、需要の増加を反映してか、全長が数メートル延長されています。定員も増加しています。

十和田観光電鉄シリーズはこの船から造り始めました。双胴船の制作は初めてですが、普通の船との違いは胴が増えただけ(それも左右対称)のうえ、実物を観察することもできたのでモデルは案外簡単に完成しました。

しかし、窓が大き目な現代の旅客船は、発光色の関係で窓をうまい事仕上げるのが超めんどくさい!発光部をレイヤーで指定できたり、発光色が増えてくれれば楽なんですけどねぇ・・・。

今回も透過対応makeobjでpak化したので、今まで縁処理の関係で手抜きしていた手すりも再現してみています。

十和田観光電鉄 第一観光丸

速力 19km/h
出力 177kW
ギア比 1.50
重量 51.7t
購入費 671,000Cr
維持費 9.82Cr/km
積載 二等旅客:220人
登場年 1979/6~
備考 係数0.85

ちょっと小ぶりな第一観光丸(現行仕様)です。この船は当初十鉄の船ではなかったため、八甲田シリーズと全く容姿が異なり、三沢駅の看板からもハブられています。

所有者がコロコロ変わったり(秋田県観光公社→秋北バス→十和田観光電鉄)、途中で大改造を受けたり、なかなかドラマチックな経歴を持っている船です。詳しくは後述。

定員もほどほどで、ゲーム的には扱いやすい船ではないでしょうか。

秋田県 第一観光丸

速力 19km/h
出力 177kW
ギア比 1.00
重量 51.7t
購入費 111,500Cr
維持費 0.84Cr/km
積載 二等旅客:247人
一等旅客:53人
登場年 1970/9~1979/3
備考 係数0.85

大改造を受ける前の第一観光丸で、秋北バス塗装です。昭和45年、十和田湖遊覧船事業者の一つ、秋田県観光開発公社の新造船としてデビューしました。十鉄の双胴船姉妹に対抗しての登場でしたがどうにも奮わず、公社の遊覧船事業は秋北バスに身売り(昭和49年)されてしまいます。しかも、身売り直前の冬に転覆・浸水事故を起こしてしまい、内外装も早々にボロボロに・・・。

事業譲渡後、この事故に起因する船の改修に関して、県(第一観光丸は引き続き県の保有でした。)と秋北側で一悶着起きたようですが、最終的に県が秋北に安価に船を売却することでひと段落しています。船を廃船にし、航路も廃止にしてしまう案もあったようです。詳しく知りたい方は、秋田県公文書館へどうぞ。

売却後は木造構造物の鋼製化(操舵室、客室)やレイアウトの変更等大改造が行われ、現在の姿になっています。背が低く抑えられ、姿も大きく変化していますが、転覆事故を踏まえて復原性の向上を狙ったのでしょうか?

引退年月は改造日がよくわからなかったので、秋北への売却契約締結時です。

ホーバークラフト

三井造船 MV-PP5

速力 83km/h
出力 772kW
ギア比 1.00
重量 9.0t
購入費 123,000Cr
維持費 3.81Cr/km
積載 一・二等旅客:52人
登場年 1968/8~1988/4
備考 係数2.2

日本の代表的ホーバークラフト、MV-PP5です。海上を45ノットでかっとばします。

塗装は二種類用意していて、大分ホーバー風のものは二等旅客用、国鉄かもめ風のものは一等旅客用にしています。

どうしても偏って溜まりがちな一等旅客の消化のため作りました。一等旅客輸送を念頭に入れて作ったので、二等旅客用はあまり(ほとんど?)儲かりません。

三井造船 MV-PP5 MkII

速力 83km/h
出力 772kW
ギア比 1.00
重量 15.0t
購入費 140,000Cr
維持費 3.89Cr/km
積載 一・二等旅客:75人
登場年 1978/8~2003/5
備考 係数2.2

無印MV-PP5の胴体を2m程延長し、定員の増大を図ったタイプです。その他の性能は殆ど変わりありません。多くの無印PP5がMkIIに改造されました。

こちらも先と同じく大分ホーバー風(二等)と国鉄とびうお風(一等)の二種を用意しています。

三井造船 MV-PP10

速力 83km/h
出力 1530kW
ギア比 1.00
重量 33.0t
購入費 245,200Cr
維持費 4.53Cr/km
積載 一・二等旅客:105人
登場年 1991/4~2009/11
備考 係数1.5

三井造船が建造したホーバーの最新(最終?)モデルです。最後の新造艇は2002年に建造されています。国内航路最後のホーバーでした。

スペックとしてはMV-PP5をひとまわり大きくした艇ですが、経済性・整備性はMV-PP5より格段に向上しています。ゲーム上でもMV-PP5 mk2より若干低コストに設定しています。

やはり塗装で一等、二等旅客用を分けていますが、MV-PP10は大分ホーバーにしか存在しないため、青色は架空の塗装になっています。

ボーイング929(川崎ジェットフォイル929)

速力 83km/h
出力 5667kW
ギア比 1.00
重量 86.0t
購入費 802,000Cr
維持費 48.73.Cr/km
積載 一・二等旅客:270人
登場年 1977/5~
備考 係数1.8

ホーバーがあるならこれもないといけないでしょう。ジェットフォイル(以下JF)です。JFは元々ボーイングが開発・建造を行っていましたが、後にライセンスを受けた川崎重工にからも国産艇が建造されています。

塗装は佐渡汽船の旧塗装で、それぞれ「おけさ」、「ぎんが」(二等旅客)の比較的初期の姿をモデルとしています。日本では数多くのJFが運用されていますが、やはり国内初導入のパイオニア、佐渡汽船は外せないところです。

現実の建造費と燃費の面だけ見るとホーバーの方が格段に安いのですが、ゲーム上のパラメーターで表せない荒天時の運行はJFに分があることから、運用コストはややホーバーに劣る程度の味付けにしています。

ゲームではホーバーだと輸送力が物足りないところに使う感じになろうかと思いますが、現実の特性を反映し、穏やかな水面ではホーバー、ある程度荒れる海ではJFと使い分けると通っぽく見えるでしょう。

また、年代設定をONにしていると2009年以降はホーバーが使えなくなるので、超高速船の選択肢がこれ一択になります。

実際に乗ったところ、宣伝のとおりあまり揺れず不思議な感じがします。原則シートベルト着用なので、船というよりは航空機に近いのかもしれません。

東海汽船 セブンアイランド 愛・虹・夢・友・大漁・結



速力 80km/h
出力 5667kW
ギア比 1.00
重量 86.0t
購入費 790,500Cr、
781,200Cr(結のみ)
維持費 48.73Cr/km、
48.64Cr/km(結のみ)
積載 一等旅客:
254人、241人(結のみ)
登場年 愛:2002/4~
虹:2002/4~2020/7
夢:2002/4~2014/9
友:2013/4~
大漁:2015/1~
結:2020/7~
備考 係数1.8

東海汽船のジェット船隊です。塗装は全船有名どころによるデザインとなっています。

愛、虹、夢、友、大漁は東海汽船名誉船長の故柳原良平氏によるデザイン、結は2020年東京五輪のロゴ制作も務めた野老朝雄氏によるものです。柳原氏は橘丸(三代目)に、野老氏はさるびあ丸(三代目)のデザインにもかかわっています。

柳原氏のデザインは製作者泣かせです。テクスチャ作成の方がモデル作成より時間かかってるんじゃないでしょうか。最初に導入された3隻はまだいいのですが、後に登場する「友」と「大漁」はキツかったです。とくに「友」は人型模様が迷彩じみているうえ、両舷パターンが同じと見せかけて違うという鬼畜具合。画像化後の手修正もしんどかったです。ただ現役の船なので、資料がたくさん得られるは助かりました。

それぞれの艇の出自が皆異なるので、仕様も各艇で異なっています。出来る限りモデルにも反映させているのですが、ゲーム上の画像では折角の作り分けもあまりわからないのが残念です。

貨物船

150t型機帆船




速力 13km/h
出力 112kW
ギア比 4.00
重量 100.0t
購入費 335,00Cr(小口混載貨物)
262,400Cr(パレット貨物)
191,200Cr(ばら積み貨物)
85,600Cr(石油類)
175,000Cr(長物貨物)
239,600Cr(鉄鋼)
82,700Cr(木材チップ)
267,300Cr(化成品)
維持費 2.75Cr/km(小口混載貨物)
2.06Cr/km(パレット輸送貨物)
1.98Cr/km(ばら積み貨物)
1.43Cr/km(石油類)
1.90Cr/km(長物貨物)
2.24Cr/km(鉄鋼)
1.41Cr/km(木材チップ)
2.38Cr/km(化成品)
積載 小口混載貨物:2800個
パレット輸送貨物:280パレット
ばら積み貨物:280t
石油類:100t
長物貨物:280m^3
鉄鋼:280t
木材チップ:120t
化成品:220t
登場年 1925/1~1965/1

戦前戦後しばらくの内航海運の主力、機帆船です。

いつも時代設定ONで1930年頃からプレイを開始するのですが、ゲーム開始時に貨物船がろくに存在しないのが悲しすぎるので製作しました。この時期に必要な貨物は一通り網羅したつもりです。

タンカーではありませんが、ドラム缶での輸送という設定で石油類や化成品も輸送可能にしています。ただ、純粋なタンカーと比べると積載効率は劣ります。

また、調子に乗って鉄鋼を運べるタイプも用意してみましたが、現状鉄鋼関係の産業は未実装なので使いどころがありません。

デザインは貨物によって少しづつ変えており、中には徴用船風味(灯管を無視するトンデモ船ですが)のものも居たりします。

日露漁業 信濃丸

速力 22km/h
出力 3339kW
ギア比 1.80
重量 4618.0t
購入費 599,260Cr(冷蔵貨物)
824,300Cr(鮮魚)
維持費 18.24Cr/km(冷蔵貨物)
20.34Cr/km(鮮魚)
積載 冷蔵貨物:1800クレート
または
鮮魚:300t
登場年 1930/1~1951/1

郵船仕様をちょっと改造して作ったおまけです。北洋漁業の母船となった頃の信濃丸です。改造や老朽化により性能が竣工時より低下しています。

ゲームで使える貨物船の水増しをすべく造ったのはよかったのですが、性能の割にコストが高く、実用性は低いです。

辰南商船 天領丸型貨物船

速力 19km/h
出力 1081kW
ギア比 5.30
重量 2261.0t(天領丸)
購入費 3,731,700Cr(小口混載貨物)
維持費 2.75Cr/km(小口混載貨物)
積載 小口混載貨物:25140個
他各種貨物
登場年 1938/4~1956/10

辰南商船の天領丸型貨物船(天領丸、民領丸、地領丸)です。その一隻地領丸は後の南極観測船宗谷になります。

もともとはソ連向けの耐氷構造貨物船だったのですが、注文が流れてしまい辰南商船で運航されています。

ゲーム上で活躍する一般貨物船として、実際に施された改造・塗装からいろいろのバリエーションを用意しました。やっぱり徴用バージョンもあります。

引退年は灯台補給船宗谷の引退年に設定しています。天領丸、民領丸は終戦まで生き残れませんでした。

宗谷含めて制作ミスで微妙にスケールが小さめです。いつになるかさっぱりわかりませんが、そのほか修正をする機会があれば直す予定です。

499GT型貨物船

速力 23km/h
出力 1103kW
ギア比 3.00
重量 900.0t(一般貨物船)
1300.0t(タンカー)
購入費 2,604,000Cr(小口混載貨物)
1,395,500Cr(石油類)
維持費 18.32Cr/km(小口混載貨物)
13.19Cr/km(石油類)
積載 小口混載貨物:16000個
石油類:1200t
他各種貨物
登場年 1975/1~
備考 係数0.85

現代日本の物流を支える内航貨物船の中でも、一番主流であろう499GT/1600DWタイプです。機帆船同様、ベースとなるモデルを作って各種バリエーションを作りました。大きくは一般貨物船仕様、タンカー仕様、コンテナ船仕様の三タイプがあります。

一般貨物船仕様は1600トンも貨物が積めるので、標準の128移植系船舶と比べ、大量輸送の強みを遺憾なく発揮できるのではないでしょうか。

タンカー仕様に関しては、細かい配管周りがよくわからなかったためでたらめです。この大きさだとよくわからないのでいいんじゃないでしょうか(適当)。

コンテナ船仕様はおまけです。そもそもISOコンテナを利用した産業がアドオンの制作時点で実装されていません。おまけのおまけ要素で、冷蔵コンテナ積載設定で冷蔵貨物を少々積めるようにもなっています。

製作途中で、「バリエーション展開に伴う製作に必要な時間の増加」→「似たようなモデルを長期間いじるのでモチベーションが低下」→「更なる製作時間の増加」という最悪の連鎖に陥りました。自分の性格上、同じようなものを作り続けるとどうしても飽きてしまいます。題材的にも作りたいし、ゲーム上でも使いたいものだったので、なんとか形にできてよかったです。

公開したアドオンとしては、透過仕様(本体安定板120.2以降)の初アドオンです。作者側としては、3Dモデルから起こした画像の縁処理を手抜きできるので大いにうれしいのですが、古いバージョンで使えなくなるのが難点です。

その他

大日本帝国海軍 運送艦 宗谷

速力 22km/h
出力 1081kW
ギア比 5.30
重量 3800.0t
購入費 639,600Cr
維持費 17.73Cr/km
積載 二等旅客:1040人
(兵員を想定)
登場年 1940/6~1948/11

「地領丸」から「宗谷」へと名前を変え、運送艦として測量や輸送任務に就いていたころの姿です。兵員(と言う名の二等旅客)をめいっぱい詰め込める仕様になっています。復員船としての活躍が終了するまで使えます。

この頃の数々のエピソードは恐ろしいものがあります。敵潜の魚雷が不発に終わったことはよくあること(米潜の魚雷は大戦半ばまで不良品でした)でしたが、トラック島の空襲や大戦末期の輸送任務の中で生き残ったのは強運の賜物としか言えません。

海上保安庁 宗谷 (LL01・PL107)


速力 16km/h (灯台補給船)
20km/h (巡視船)
出力 1081kW(灯台補給船)
3579kW(巡視船)
ギア比 5.30(灯台補給船)
2.00(巡視船)
重量 3905.0t(灯台補給船)
4848.0t(巡視船)
購入費 203,300Cr(灯台補給船)
304,300Cr(巡視船)
維持費 13.91Cr/km(灯台補給船)
19.04Cr/km(巡視船)
積載 二等旅客:12人(灯台補給船)
二等旅客:36人(巡視船)
登場年 1950/4~1956/10(灯台補給船)
1956/10~1978/10(巡視船)

海上保安庁移籍後の姿です。灯台補給船、巡視船(南極観測船)仕様両者ともに人員を運べるようにしていますが、実用価値皆無の人数しか運べません。

巡視船仕様は第四次観測ごろの姿がモデルで、現在船の科学館で展示されている仕様に近いものとなっています。

現在は無料で見られますが、船体の維持はなかなか難儀なようです。入口の募金箱にどんどんお金を投入しましょう。(宣伝)

以前はまとまった額の寄付を行うと資料ガイドが貰える上、船内に名前が掲示されるという素敵な特典がありました。なかなか嬉しい企画だったのですが、残念ながら今はやっていないようです。

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