製造物の紹介:車両

車両

必然的に制作者の趣味が丸出しになっています。

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    • 東京市電 乙1000形

路面電車

東京市電の車両ばかりです。自分が好きというのもありますが、1930年代に使用可能な市電車両を揃える目的で造りました。車両を本業にしている方々のアドオンに比べると、残念な出来です。

東京市電400形

最高速度 35km/h
出力 37kW
ギア比 1.00
重量 9.0t
購入費 26,800Cr
維持費 0.19Cr/km
積載 二等旅客:52人
登場年 1924/3~1952/5

東京市電・都電最後の四輪単車です。三社時代の未更新老朽単車を置き換えるべく製造された車両です。見た目は新1形ヨヘロと殆ど変わりません。

一から画像を起こした記念すべき作品です。と同時にドット絵の難しさに悶絶しました。

画像は最初のリリースから3度の改修が加わっています。2度目の改修では大幅な手直しを、3度目は3Dモデルから起こした画像に色味を準拠したことと、プロポーションの改良を行っています。最初よりはだいぶ実車のイメージに近づいた・・・はずです。

元々は無印Pak128向けに造った車両ですが、Pak128.Japanの主宰yoshiさんによる調整がなされた上でPak128.Japanにも標準収録されています。初めてPak128.Japanを導入した時には驚きました。

Pak128.Japanを遊ぶようになったきっかけになった車両でもあり、なかなか愛着のある車両です。

東京市電3000形

最高速度 35km/h
出力 74kW
ギア比 1.00
重量 14.0t
購入費 45,100Cr
維持費 0.34Cr/km
積載 二等旅客:86人
登場年 1923/4~1952/10

昭和初期の東京市電を代表する形式です。震災前後に大量生産され、その数なんと600両超。戦後は6000形風のボディを貰って生まれ変わります。

低床(現在の「超」低床車とは比較になりませんが)、木造ながら鉄骨構造の採用、ホヘ中に続く密閉式デッキと新機軸をいろいろ取り入れています。六大都市の中では明らかに遅れていますが…。

3000形以降の東京市電シリーズは、図面を基に作った大雑把な3Dモデルからベースの画像を起こし、色の補正をかけた後、窓や発光色の加筆をドット打ちで行っています。回りくどいことをしていますが、ドット絵が不得手な人間の苦し紛れの策です。

また、3Dモデルは実車そのままの比率で画像化しても、ゲーム上の画像としては不適のようです。X方向とY方向にいくらか拡大(1.5倍程?)するといい塩梅です。

東京市電4000形

最高速度 35km/h
出力 74kW
ギア比 1.00
重量 16.0t
購入費 49,900Cr
維持費 0.37Cr/km
積載 二等旅客:96人
登場年 1925/1~1952/4

ホヘ中以来久々の中出式(3扉)電車です。車両限界の関係か前面がかなり絞り込まれており、馬面な車両です。

この車両もまた戦後に6000形風のボディを貰って生まれ変わります。

東京市電5000形

最高速度 35km/h
出力 74kW
ギア比 1.00
重量 17.0t
購入費 51,800Cr
維持費 0.38Cr/km
積載 二等旅客:100人
登場年 1930/1~1968/1

東京市電初の半鋼製車です。定員は東京市電・都電史上最大の100名です。ようやく他大都市のレベルに肩を並べました。

次世代の車両として60両の生産計画がありましたが、慢性化した赤字や需要の伸び悩みからか、実際の生産は24両に留まっています。おまけに東京市電としては大型の車両のため、運用路線が限られていました。

戦後は改造によりさまざまなバリエーションが生まれていますが、なんだか間抜けな感じになっています。屋根がツルッパゲ気味になったり、扉が塞がれたり移設されたりして、個人的には好みではありません…。

東京市電改造1000形

最高速度 35km/h
出力 74kW
ギア比 1.00
重量 14.0t
購入費 51,800Cr
維持費 0.29Cr/km
積載 二等旅客:64人
登場年 1932/1~1967/12

昭和初期の東京市電では、大型車5000形の増備を止めた代わりに小型車の近代化に力を入れていました。改造1000形はその計画の第一弾とも言える車両です。

「改造」と名の付く通り、車体の腐朽してきた木造ボギー車の下回りに新造車体を載せた車両です。

ただ、せっかく新しい車体を貰ったのはいいのですが、元の台車のせいで高床になってしまいました。やはり不便だったようで、後に多くの車両が台車を履き替え低床化されています。

バリエーションのいろいろある車両ですが、モデルは高床で顔の平たい前期タイプです。

東京都電甲1形、甲400形

最高速度 35km/h
出力 37kW
ギア比 1.00
重量 10.0t(甲1) / 9.0t(甲400)
購入費 51,800Cr
維持費 0.09Cr/km
積載 パレット貨物:5個
登場年 1944/1~1953/2(甲1)
1947/10~1953/7(甲400)

戦中戦後の燃料不足から生まれた有蓋貨物電車です。甲1、甲400ともに400形ベースに改造されています。トラックの代わりに市内を走り回りました。

実車同様400形の画像に少し手を入れた安易なバリエーション展開です。登場期間も短く、実用性は謎です。

甲1形は車体中央に引き戸が設けられていますが、使い勝手が悪かったのか実際は戸を外した状態で運用されたようです。

甲400形は窓を塞ぎ座席を取っ払った程度の簡易的な改造です。あくまでも貨車の代用ということで、「甲代用400」という表記も見られます。

東京市電乙1000形

最高速度 35km/h
出力 74kW
ギア比 1.00
重量 10.0t
購入費 23,400Cr(ばら積み貨物)
37,000Cr(長物貨物)
維持費 0.17Cr/km(ばら積み貨物)
0.23Cr/km(長物貨物)
積載 ばら積み貨物:10t
長物貨物:10m^3
登場年 1925/1~1971/1

震災後製造された無蓋貨物電車で、もっぱら多摩川から復興資材の砂利を拾ってきていたようです。東京市電の貨物電車としては最多の45両が製造されましたが、昭和7年には殆どがお役御免となり5両にまで数を減らしています。

甲も作ったんだから乙も作らないと…という不純な動機でアドオンを製作しました。ばら積みと長物貨物を積めるようにしています。

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